|
|
一、 |
「お正月」はどんな意味? |
|
一年の「年」(ねん)は「稔」(みのり)の意味で、お米が稔る一年のサイクルです。
また、「月」は満月から次の満月までの意味です。「正」は「基準になる」という意味で、「お正月」とは一年の最初(始まり)の月を意味します。
|
二、 |
なぜ「お正月」に「おめでとう」と言うのですか?
|
|
今では、新年に周りの人に行うあいさつの言葉になっていますが、本来は、「年神様」が家々に訪れてお供え餅に宿り、祝福をもたらしてくださることについて「愛でたい(賞でたい)」と発する意味です。
|
三、 |
「お供え餅」はどこにお供えすれば良いですか?
|
|
「年神様」が宿り、新しい年を生き抜く力を与えてくださる場所、つまり「大切な場所」ということです。和風の家では床の間や玄関・台所、神棚。床の間がない場合は、リビングなど。車や勉強机、トイレ、お仏壇なども大切な場所になります。会社やお店などでは、カウンターや棚など、皆さんから見やすい場所が良いでしょう。
|
四、 |
身内に不幸があっても「お供え餅」はお供えするのですか?
|
|
年賀状など外に向かって行う「お祝い」ごとは慎む場合が多いようですが、「お供え餅」は、新しい年の生命力をいただくという一年の区切りの家内行事ですので、喪中に関係なく毎年お供えします。
|
五、 |
「鏡開き」前にお供え餅を食べてもいいのですか?
|
|
お供えしたお餅をいただいて新しい年を幸せで健康に過ごそうというのが主旨ですので、鏡開き(通常は1月11日、地域によっては4日、7日、15日、20日など)より早くお召し上がりになりましても大丈夫です。
|